概要
僕はフリーランスのCGアーティストだ。
メインのワークステーションはマウスコンピューター(現 mouse)のDAIVだ。
DAIVとは2016年2月、アマナと共同開発された新型ワークステーションで、デザインも良く、そこそこコスパに優れるワークステーション。
僕はローンチと同時にDAIVを注文し、所謂 初期ロットを愛用している。
この記事では、初心者向けの備忘録となればよく、玄人の皆さんは笑いながら読んでもらえればと思う。(読む必要もないと思うが・・・)
構成としては、
DAIV-DQZ500H1
- Core™ i7-6700 4コア/ 3.40GHz/ TB時最大 4.00GHz/ 8MB スマートキャッシュ/ HT対応
- Quadro® M4000
- メモリ32GB
- M2 SSD 256GB
- 他に電源、クーラーを松モデルにしている
職業柄、多くのアプリケーションを利用する。
その結果、起動ディスクであるCドライブがこの数ヶ月圧迫されてきていたのだ。
当時は256GBも使わないだろうという思惑であったが、見事に外れてしまった。
Autodesk系のアプリは非常に容量があり、残り20GBを切ってきたので、思い切って「起動ディスクをなんとかしよう」となった。
ちなみに僕は自作PCなど作った事がなく そこまで詳しい訳でもない。
内部にアクセスしてみる
まず内部にアクセスしてみた。
計画としては、PCI-eのポートは空きがたくさんあったので そこに差し込み、BIOSから起動ディスクを変えようとした。
新しく購入するM.2 SSDは 『Samsung SSD 500GB 960 EVO M.2』 500GBのものだ。
幸いAmazon サイバーマンデーセール期間で、この製品は3割引きくらいになっていた。
マザーボードはMSI製であった。
しかしここで問題発生。
PCI-eのポートは『x1』が4つ『x16』が1つの空き。
実は先日、USB-C(typeC)の増設を行った際、x16のポートをそれに使用していた。
M.2をPCI-eに使う場合、x4のインターフェースボードが必要になる。
『玄人志向 STANDARDシリーズ PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード』
も一緒に購入した。
ちなみに今のDAIVは、この問題は解消されており、x4がふんだんに使われている。
結果 USB-Cのボードを外し、x16にはサムスンのSSDを取り付けた。
起動してみるとドライバーなしでOK、なんなく認識した。
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SSDのクローン作成
ここで新しいSSDに現存の環境を移行するためにクローンを作る事になる。
『EaseUS Todo Backup』フリー版
を使い、新しいSSDにCドライブのクローンを作成。
・・・だったのだが、このままクローンを作成すると、古い方のSSD最大容量のパーティションが分かれてしまった。
ここで躓いてしまったのだが、結果『EaseUS Partition Master』を使い、分かれてしまったパーティションを1つにまとめる事に落ち着いた。
BIOSから起動ディスクの変更
クローンもできた事で次の工程。
BIOSから起動ディスクを選択するのだが、マウスのBIOSを初めて触ったのでよく分からない。
結論から言えば、起動ディスクをなんなく変更出来たのだが、昔のSSDしか選べなかったので作戦を変更。
このマザーボードには専用のM.2スロットが1つあり、既存のSSDが装着されている。
もう一度中身にアクセスし、新旧のM2 SSDを交換した。
これでBIOS設定からは新しいSSDがデフォルトになっているだろうと思っていたのだが、
結果そうではなく、SSD単位で起動ディスクが選択されていたので、色々といじりまわし ようやく起動ディスクを変更できた。
換装後はどうなったかというと
あれから二週間近く経っているが、いまのところ問題なく作業が出来ている。
起動ディスクを交換した場合、元のストレージは当分消さないでおこう。
小さな問題はあった。
GoogleのIMEがリセットされていたり、アンチウィルスソフトのESETがうまく起動せず再インストールする事になった。
しかしそれ以外はすこぶる好調。
基本のスペックは上がったのだろうが、そもそも前もM2 SSDなので体感としてはそこまでスピードアップしていない。
PCI-e x4のUSB-Cを付けていたボードはどうしたかと言うと、結局探し廻ってx1でUSB-Cが動作するボードを見つけたので、これに変更する予定だ。
x4ボードは別のワークステーションに装着しようと思う。
色々合ったが、相性もいいようで快適な環境になっている。
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